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2018.07.27 生徒の活躍

第29回 伊藤園「おーいお茶 新俳句大賞」に、今年も本校の生徒が入選しました。

「第二十九回伊藤園お~いお茶新俳句大賞」の受賞者が発表されました!

今年、倍率約1000倍の難関を突破して佳作を受賞したのは2年2組の住野天紀くんです。KIHSからは、なんと7年連続の受賞でした。

おーいお茶新俳句大賞のHPはこちら

【受賞作品】  二枚目が 野に咲く花を 摘んでいく

遊び心と、ひねりを利かせた比喩表現がキラリと光る作品です。一瞬、「二枚目って何のことだろう?」と思いきや、最後まで読み終えれば「なるほど!」と頷いてしまいますね。また「二枚目」(=二枚目男子)が荒野で花を摘んでいる光景を思い浮かべると、なんだかシュールな感じもする非常にユニークな作品です。

みずみずしい感性、今後もどんどん磨いてください。天紀、おめでとう!

 

【受賞生徒のコメント】

今回は受賞できてうれしく思います。この俳句は、モテない男の人達の気持ちを考えて書きました。女の子たちを野に咲く花、かっこよくてモテている人たちのことを二枚目と言い換えました。その他大勢の男の子たちは、「二枚目が野に咲く花を摘んでいく」その光景をただ遠目から眺めているだけということです。

この俳句を書いた背景は、僕の中学生時代の経験にあります。中学生のころ、学内に付き合っているカップルが何組かいました。その男の子たちはみんな身長が高かったり、スポーツができたり、顔がかっこよかったりしました。僕はそれらの要素を何一つ持っていなかったので、その人たちのことを羨ましく思っていました。この経験を踏まえて、今回受賞した俳句を書くことが出来ました。

僕は今回受賞できてとても嬉しく思っています。なぜなら、苦い経験がすごく良い経験に変わったからです。結果オーライとはこのことを言うんだなと思いました。

KIHSでは国語科を通して文章力や論理的な思考力はもちろん、豊かな発想や創造力も育ててほしいと考え、日々取り組んでいます。

創作の時間もその一環として、大切にしています。今後も皆が国語力をどんどん伸ばしてくれること、期待しています!

昨年のおーいお茶大賞受賞時のブログはこちら

国語科教員 増田理人

 

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