【インターナショナルスクールではよくあるように本校では生徒をファースト・ネームで呼んでおります。
このため親しみを込める意味で卒業生の名前を敬称略で記しています】

卒業生・千巌浩史の作品展（個展）開催中

阪急・西宮北口駅近くのギャラリー甲風画苑で卒業生・千巌浩史の作品展が開催中です。
先日、お父様が来校され、個展をします、とご案内して下さいました。
本校卒業後も、浩史はどうしているかなぁ、と年に何度か思い出す生徒でしたので、
お父様より昨年９月１１日に２６歳で病気により他界したことを伺ったとき、大きなショックを受けました。
今回の個展は一周忌に合わせて、勤務先のケーキ屋さん・アマンディーヌ（神戸六甲）とご家族が主催されて開いておられます。
初日の先週金曜日には立派な青年たち（当時のクラスメイトのこと）が数名来てくださったと、お父様とお店のチーフが喜んでおられました。
【個展を主催しておられるお父様、アマンディーヌ・チーフの許可を得て記しています。お父様とアマンディーヌ・チーフはギャラリーに常駐しておられる様子です】

（アマンディーヌ（神戸六甲）　URL　http://www.amandine.co.jp

千巌浩史　在学中の様子

千巌浩史は、大阪狭山市内の公立中学校を卒業し、本校に入学しました。
お母様は英語が堪能のご様子で、このこともあってか、高校の進路として本校を選ばれたようです。
インターナショナルスクールの伸び伸びとした環境の中、温かいクラスメイトに囲まれて、優しくて味のある浩史の個性がゆっくりゆっくり引き出されていきました。

千巌浩史　卒業後の進路、そして絵の才能

本校卒業後は４年制大学に進学。大学３年次よりこのお店でアルバイトを始め、卒業後に同店に就職しました。
本日、千巌浩史の作品展に行ってきました。
アマンディーヌのチーフの方より就職後の彼のことを詳しく伺いました。
もともと絵の才能があり、お店で勤務しながら、独自の世界を広げていったと伺いました。
本校在学時もそうでしたが、お店でも周りの人に対して優しい人柄で、味のある、しかしちょっと頑固なところがある彼でした。
そのような彼の個性から生み出されたユニークな作品のひとつひとつが輝いていました。
彼の作品が命の証として私の心に強く迫ってきました。

アマンディーヌの皆さんの温かさやご家族の思いを覚え、大切なひとりの卒業生の生きざまを胸に刻みつつ、今この文章を記しています。
あまりにも短いいのちに心が痛みます。しかし、短くても、一生懸命生きた人生が私たちの記憶の中に、また作品の中に輝いています。
千巌浩史を知っている卒業生の皆さん、ぜひとも彼の作品展に行ってください。

教育主任　滝本武
Hiroshi’s World
2015年9月11日（金）～16日（水）
11:00 ～ 18:00（最終日は17:00まで）
ギャラリー甲風画苑
西宮市甲風園１丁目７－８
TEL 0798-67-9174 　HP http://www.kofugaen.co.jp
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関西インターナショナルハイスクール
〒545-00053 大阪市阿倍野区松崎町2-9-36
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