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2021.09.06 Lesson

集中科目「スペイン語入門」紹介

¡Hola a todos! ¿Cómo están?(こんにちは、みなさん!お元気ですか?)

皆さんはスペイン語の歌を聞いたり,映画を見たことはありますか?

知っているスペイン語の単語はありますか?

英語とは違った独特な音の響きで,面白く感じる人もいるでしょう。現在スペイン語を公用語とする国は世界21か国,母語話者数は世界3位で,学習者数を含めるとさらに数は多くなります。今年から始まった集中科目「スペイン語入門」の前期授業では授業で様々な取り組みをしてきました。今回の記事で少し紹介をしたいと思います。

「スペイン語入門」授業紹介

英語と違ってスペイン語は基本的にはローマ字読みで,発音が簡単です。音がとても魅力的なので,授業では学習する文法項目に合わせてスペイン語の曲を聞いています。前期はメキシコが舞台の有名なディズニー映画「リメンバー・ミー(COCO)」でミゲル少年が歌う「El mundo es mi familia」,Daddy Yankeeとコラボした「Despacito」で一躍世界的に有名になったLuis Fonsiの「Échame La Culpa」などを聞きました。音楽の中に息づく文化やスペイン語の言い回しなど楽しく学べるよう,後期もたくさん音楽を聴いていきたいと思います。

スペイン語の文法で苦労するところは,とにかく覚えることが多いということ。英語にはない名詞や形容詞の男性形や女性形ならびに定冠詞をマスターし,また主語や時制によって変化する動詞の活用を根気強く覚えないといけません。英語でいうbe動詞は,一時的な状態を表す場合はestar動詞,変わることのない性質はser動詞を使う,などルールも多くあります。ただ,ルールさえ覚えてしまえば例外は少ないので,習得しやすい言語ではあります。

吉本興業の芸人さんとのスペイン語漫才をしました。

よりスペイン語に親しんでもらおうと,6月には吉本興業所属のスペイン語大好き芸人・藤田ゆみさんと,ベルギーの大学院卒・5か国語が堪能なフランポネのマヌー島岡さんを講師に招き,天理大学のゼミとオンライン合同授業を実施しました。

授業内容は「漫才で覚えるスペイン語」。日本語とスペイン語の似ている単語を用いて,大学生と協力し合って漫才ネタを作成し,授業の最後に発表してもらいます。例えば南米に住む動物の「リャマ」は,スペイン語では「llama(ジャマ)」と発音し,日本語の「邪魔」と聞こえます。他にも「美しい」という意味の「bonito(ボニート)」は英語では「鰹(カツオ)」と,まったく別の意味になります。オンライン授業は初めての試みだったので懸念点も多々ありましたが,いざ授業が始まると積極的に大学生とコミュニケーションを取り,ネタ作りを楽しむKI生の姿をとても頼もしく感じました。どのグループもとても良い漫才を作り,発表することが出来,私も勉強になりました。

毎日一生懸命英語を勉強してくれているKI生。現在火曜日の集中科目はスペイン語,韓国語,中国語が選択でき,英語以外の言語を学ぶ機会があります。他言語を学ぶことで,日本語や英語を多角的に見る視点が育まれます。

それぞれの言語に,話者の文化や国民性が息づいています。それらを感じ取ることは言語を学ぶ醍醐味だと私は感じています。ぜひ,色々な言語の挨拶を覚え,コミュニケーションを取って世界中にたくさん友達を作ってください!

1年生担任、英語科・スペイン語入門教員
種中 恵

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