本校の海外ホームステイ・プログラムのために、オーストラリア渡航を担当してくれている旅行代理店は多く場合JTBです。先日のこと、JTBの担当の方が、大阪近辺で会社経営している社長さんたちのハワイ旅行に添乗したと伺い、海外渡航の現状説明を受けました。

今やハワイに渡航するハードルは高くない様子です。ただし、通常の手続きにより日本に帰国するには、ファイザーやモデルナなど国が指定するワクチンの３回接種が求められるとおっしゃっていました。また、帰国前72時間以内に現地の医療機関でPCR検査を受けて陰性確認が必要とのことです。帰国の際、日本の空港でもPCR検査で陰性確認して、初めて通常の入国ができるとおっしゃっていました。ハワイの場合は、このような入国手続きさえ済ませば、帰国に際して特に隔離期間はない様子です。

本校の隣は、関西外語専門学校の「専門課程」の校舎です。「専門課程」には、通訳翻訳や貿易・ビジネスなど、職業に直結した学びをするため、高校を卒業した学生が全国から入学するのですが、海外留学コースも設けています。今年度は２３名の学生が留学コースに在籍しており、３月下旬から順次、個々の希望に従いアメリカやカナダ、マルタといった国々での留学に出発しています。４月２４日（日）には最後のグループが成田空港から出発しました。

「専門課程」だけでなく、日本語を学ぶ学生を受け入れている関西外語専門学校「日本語課程」においても、この春、海外から１００名を超える留学生が日本にやってきました。コロナ禍で閉ざされていた海外渡航が動き始めていることを同じキャンパス内で実感しています。

本校KIHSでも来年３月にはオーストラリア・ホームステイを実施するために、現在、順次準備を進めています。この２年余り、コロナ禍で海外渡航が制限されました。しかし、中国や台湾、ロシアなど一部の国を除いて、海外留学や個人旅行レベルではワクチン接種など渡航要件をクリアすれば海外に普通に行くことができる日が戻ってきつつある様子です。

コロナ禍でグローバル化が一時的に停滞しましたが、長い目で見ると、世界の大きな潮流は「グローバル化」だと言えるでしょう。「使える英語力」の必要性も増していくものと思います。

教頭　滝本武

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