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2022.05.27 先生のつぶやき

海外との往来、夏以降、本格化する?

 

旅行・観光開発ランキング、日本が世界一位に!

5月24日、世界経済フォーラム(WEF)が発表した2021年度版の「旅行・観光開発ランキング」で、世界の国々の中で日本が初めて首位になった、と言う。ちなみに2位はアメリカ、3位はスペイン、4位はフランス、5位はドイツで、欧米諸国を抜いたと言うのだ。交通インフラや文化資源などが評価されたためだそうだ。

 

 

海外からの旅行者の現状―大阪では―

先日、大阪の観光スポットである「大阪城」に行ってみたが、国内の高校生の修学旅行生の姿は目にすることができたが、外国からの観光客の姿は見当たらない。本校から徒歩5分の「あべのハルカス」や「キューズ・モール(Q’s Mall)」でも海外旅行風の外国人の姿を見ることはできない。いつになれは、外国人観光客が戻ってくるのだろうか。

 

 

6月に実施される入国制限緩和

ゴールデンウィークにはハワイや東南アジア、オーストラリアなど、久しぶりに海外旅行を楽しむ人の姿が見られた、と報道されていた。実際、本校職員もオーストラリアに行ってきた。コロナ禍により導入された政府の水際対策が緩和された結果だと言う。しかし、本校職員も書いていた通り、海外旅行の最大のハードルは、帰国前72時間以内のPCR検査による陰性証明だ。6月から外国人の入国制限の上限が一日当たり1万人から2万人に緩和されると言う。しかし、コロナ前の2019年には14万人の入国者がいたことを考えると、まだまだ緩和は十分とは言えない。

 

岸田首相、訪日外国人観光客受け入れ再開を表明

5月26日に岸田首相は、訪日外国人観光客の受け入れを6月10日から再開すると表明した。2年ぶりにツアー客から受け入れを始めると言う。首相は東京都内での講演で「今後も状況を見ながら、段階的に平時同様の受け入れを目指す」と語ったと言う。訪日外国人観光客が1日当たり10万人程度に達すると、大阪でも活気と賑わいを感じることができるだろう。3年後の2025年には大阪万博が開催される。大阪は府市を挙げて観光客を呼び込む企画に取り組んでいくことになると思う。期待したい。

 

本校の海外研修は長崎研修旅行に切替え

本校も例年であれば9月初旬に「ベトナム」や「台湾」など東南アジア方面の海外研修を実施している。しかし、現在の厳しい渡航制限のため実施できないのが現状だ。今年度は海外研修を取りやめ、1年生・2年生を対象に「長崎研修旅行」を企画している。現在は「コロナによる人流の鎖国?政策」をしているが、江戸時代、「幕府による鎖国政策」の時代、オランダ・中国をはじめとした諸外国との交易の拠点だった長崎を訪れたいと考えている。

 

海外との往来、夏以降、本格化する?

5月末を迎え、夏の陽ざしとなってきた。いよいよ本格的な夏を迎えようとしている。コロナ禍前は夏休みを利用して海外旅行をしたいと計画している人も多かった。例年のようには行かなくても、今年の夏こそ海外に行きたいと考えている人も増えてきているだろう。いつになれば海外との往来が本格化するのか。事実上、国が定める医療機関に制限してのPCR検査が撤廃されるかどうかが鍵となるだろう。コロナ感染防止対策の必要性は理解できるが、経済活動をコロナ前に回復させるためにもメリハリをつけた感染対策に変更し、日本も欧米諸国並みに渡航制限を緩和してほしいものだ。来年こそは海外研修旅行を実施したい!

 

 

国際高等課程長(教頭) 滝本武

 

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