「生きた英語」「国際力」　―　本校の教育を短いフレーズで表現すれば、この２つが最も大切な点だ。一見、「英語」「国際」と聞くと、本校を卒業して医療分野への進学者はいないのでは？？、と思われるかもしれない。確かに、国際系、英語系の大学・学部に進学する生徒が多い傾向にはあるが、中には看護師や医師、管理栄養士など、一般に「理系」と言われる分野に進学する卒業生もいる。

例えば、英語が使える医師になりたくて神戸大学医学部に進学した生徒。英語が使える看護師として、外国の方が運ばれてくる可能性のある関西空港近くの「りんくう総合医療センター」で勤務していた卒業生。獣医師になりたくて北海道の酪農学園大学に進学した生徒。

そして、今回紹介するのは、一昨年３月に本校を卒業して、歯科衛生士になるため神奈川歯科大学短期大学部に進学した生徒だ。彼女の名前は大西慧林さん。大学のパンフレットに載ったので、紹介させていただきたい。

大西さんは「生きた英語」「使える英語」を学びたくて、奈良市内の公立中学校から本校に入学した。彼女は、高校時代を本校で学び、将来の進路についていろいろ悩み考えた結果、歯科衛生士になりたくて、今の大学に進学した。

今、大学生活で「課題は早めに終わらせて、自分の時間を大切に」していると言う。社会科や理科でも英文教科書を使用する本校は、課題や宿題も多い。大西さんは本校で効率よく「課題」に取り組むことを学んだようだ。

卒業生の中には、関西大学や関西学院大学のパンフレットに掲載された生徒たちもいる。大西さんも、大学で前向きに学ぶ姿勢が評価されたのだと思う。大西さんの歯科衛生士としての活躍、期待しています。頑張ってくださいね。

国際高等課程長（教頭）　滝本武

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