ブログ

2022.06.24 進路

京都外大・副学長に進路講演にお越しいただきました

6月20日、2年生の合同ホームルームの時間に、京都外国語大学国際貢献学部の教授であり副学長も務められている黒住淳人先生が講演をしてくださいました。

 

 

国際機関(OECD)で働かれていたお話や、お仕事でパリに8年間滞在なさっていたことなど、これまでのご経験から興味深いお話をたくさん伺うことができました。またそれ以外にも、「大学で学ぶことの意義」や「外国語を習得することのメリット」といった幅広い内容の質問にもインタビュー形式でお答えいただきました。

 

特に私が印象的だったのは、「語学を学ぶことは、考え方を学ぶこと。だから語学を学ぶと、頭が良くなる」とおっしゃっていたことです。私自身も外国語学習の経験がありますが、外国語を学ぶことは人生を変えるくらいの大きな自己変革をもたらす出来事です。単に成績が良くなる、大学に入学できる、ということではなく、学ぶことによって多面的な思考が可能になる、世界の見え方が変わってくる、という劇的な変化を感じました。これは英語を学んでいるKIHSの生徒も、まさに日々の成長のなかで実感していることなのではないでしょうか。加えて、「英語が話せると、日本人であることの強みも活かせる」という言葉もおっしゃっていました。これは将来、留学や仕事で海外に行った際に、生徒のみなさんも強く感じられることでしょう。

 

高校生にとって大学教授から直接話をきける機会はなかなかありません。この貴重な機会から何かを得ようと、生徒たちはその言葉のひとつひとつにしっかりと耳を傾けていました。黒住先生のご専門分野であるエネルギー関連の質疑応答の際には、生徒の質問に「鋭い!大学生にも、それくらい鋭く質問してほしいね」と黒住先生が唸る場面も。

 

 

最後に、生徒が書いた感想を一部ご紹介いたします。

 

「SDGsなどの国際問題への解決に向けた取り組みの現状をうかがえた。世界に目を向けることで、自分自身の知識も深めることができると感じた。」

 

「今回黒住先生のお話から、国際機関で働くために何が必要なのかを知ることができたのでとても参考になりました。」

 

「KIHSでは周りと協力しながらも自分の意見を言う機会が多い。それが社会で生きていくうえでも大切なことだと学んだので、これからもしっかり授業に参加していこうと思った。さらに多くの人と繋がっていきたいと思った。」

 

「語学を学ぶと同時に、専門の知識を身につけることも大切だと思いました。」

 

「国際機関で働いていた方からの生の声を聞くことができて良かったです。しっかりと自分の将来に向き合っていかなければならないと思いました。」

 

このように、本校生徒には将来「海外で働きたい」「国際機関で働きたい」「英語を使って仕事がしたい」という生徒が大勢います。この日は黒住先生のお話からイメージを描き、将来へのヒントをそれぞれが持ち帰ってくれていることと思います。これをモチベーションにして、引き続きしっかりと日々の勉強を頑張ってもらいたいですね!

 

 

進路指導主事 増田理人

 

大阪のインターナショナルスクール
大阪のインターナショナルスクールなら

関西インターナショナルハイスクール
〒545-00053 大阪市阿倍野区松崎町2-9-36
帰国生・帰国子女受け入れ校
高校卒業資格取得可

タグ一覧