7月7日（木）に直木賞作家の今村翔吾先生が来校くださいました。

今村先生は、現在47都道府県の学校や書店を巡る「今村翔吾のまつり旅」の最中です。

 

 

 

時間を忘れさせる今村翔吾先生の講演

超一流作家の講演を聞くため、全校生徒が大教室に集合。面白くて熱い熱い今村翔吾先生のお話を聞いた後、質疑応答の時間には生徒たちの高校生ならではの素朴な質問にも丁寧に答えてくださりました。生徒が英語で質問する場面もあり、生徒の英語力に今村先生が圧倒されるシーンもありました！

 

 

今回のお話の中心は、ダンス教室のインストラクターだった今村先生が作家になる決意をかためたエピソード。お父さんのダンス教室に勤めていたときに起こった、ある少女にまつわる“事件”を紹介くださいました。聞く私たちは時に笑い、時に真剣に考えさせられ、いつの間にか胸がジーンと熱くなりました。生徒の反応を見ながら自分の経験から語りかける今村先生の話術。失礼とは思いつつ、「流石（さすが）は直木賞作家！」と心の中で叫んでいました。愉快で気さくな人柄。とても楽しい時間となりました。

 

 

 

心に響く今村翔吾先生のメッセージ

講演の中で、「夢」を持つこと、その「夢」は叶うこと、その「夢」を叶えるヒントについてお話してくださいました。

 

夢を持つことや夢を語ることが難しくなってきてしまっている時代ですが、今村先生も30代になってから「作家になるという夢」を叶えたように、夢は叶うものだと信じて夢を持って生きることの大切さを教えてくださいました。

 

また、夢を叶えるために、目の前の一つ一つのできことを大切にすることの大切さについても話してくださいました。

 

夢を叶えるにはチャンスを掴む必要があり、そのチャンスは時には「運」という言葉で表される。その「運」を引き寄せるには秘訣があり、それは人との出会いを大切にすること、つまり「縁」を大切にすることである、と教えてくださいました。

 

少し関わってみて苦手だなという人がいたとしても、その出会いすらも大切に丁寧に関わっていくことで、「運」を引き寄せることができる。ご自身の経験に根差した貴重な生き方を教えてくださいました。

 

すべての「縁」を大切に育てていくことで、自分の「夢」を叶えることにつながるという、これからの人生で活きるようなアドバイスを伺うことができました。

 

このような生き方をすると、見え方が変わり思わぬ運が巡ってくることもあるので、苦手な人や得意でない事も、一度関わってやめてしまうのではなく長期的に関わってみてください！

 

先生ご自身が経験した数多くのエピソードや人生における大切なアドバイスをいただき、とても有意義な時間となりました。

 

 

滝本恵

 

※滝本恵は国際高等課程長（教頭）の娘で、年間200冊読破する読書家。今村翔吾先生の作品を紹介するためブログを３本執筆。「今村翔吾のまつり旅」では講演のブログを執筆。読んだ書物の感想を紹介するインスタには3000人のフォロアーがいる。

 

 

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