¡Hola a todos! ¿Cómo están? (Hi, everyone, how are you?)

今回は火曜日の集中科目「スペイン語入門」の授業の紹介をします。

今年度は１５名の生徒がスペイン語を履修しています。「スペイン人のサッカーのコーチとコミュニケーションを取りたい」、「多言語を習得して会話をしてみたい」、「自分のルーツのあるタガログ語と似たスペイン語を学びたい」多種多様なモチベーションを持って、毎回の授業を一生懸命に取り組んでくれています。ペアワークやグループワークでは学年関係なく冗談を言い合いながら、とても良い雰囲気で学習ができ、大変嬉しく思います。スペイン語の授業は今年２年目ですが、メンバーみんなの意識が高く、吸収が早くて驚いております。

 

前期は英語のbe動詞にあたるser動詞・estar動詞の使い分け、スペイン語での挨拶や自己紹介、女性名詞と男性名詞、名詞の性数によって変化する形容詞を学び，数字は１～２０まで言えるようになりました。特に主語によって変化する動詞の活用形や名詞ひとつひとつに男性形、女性形があること、名詞の性数によって変化する形容詞などは英語にはないため、「暗記することが多過ぎる！」と苦労する生徒もいましたが、授業内外でお互いに教え合って理解を深める姿が見られて感動しました。

スペイン語入門では文法だけでなく授業内でスペイン語圏の文化も紹介しています。スペイン語圏のゴールデンウイークにあたる「Semana Santa (聖週間)」や、スペインの主な休日の過ごし方であるキャンプについてバルセロナに住む知人から送られたビデオレターを紹介したり、履修メンバーの誕生月にはスペイン語でバースデーソングを皆で歌ったことも。

 

ゲストスピーカーManuel Ríosさんに講演をしていただきました！

去る６月２１日には大阪在住のチリ出身翻訳家、Manuel Ríosさんをゲストスピーカーに招き、チリの文化や日本で生活することについて講演をしていただきました。みなさんはチリの国の形、思い出すことが出来ますか？縦に長い独特な形ですね。アンデス山脈を国境としてペルー、ボリビア、アルゼンチンに隣接し、多様な気候帯や文化を持つ国です。事前準備としてチリについて調べ学習を行い、メンバーそれぞれがManuelさんへの質問を考えました。当日は一人一人がスペイン語でのインタビューに挑戦！「日本の第一印象は？」「チリで有名な食べ物は？」「イースター島に行ったことがある？」「アンデス山脈に登ったことある？」「私たちに会えてうれしいですか？」などユニークな質問も飛び出しました。チリの観光都市であるValparaíso出身のManuelさんは２００７年、日本に旅行に来た時に日本文化に魅了され、移住を決意したそうです。今年が日本在住6年目ですが，日本人のストレートに物を言わない「本音と建前」の文化などは理解ができずコミュニケーションに少し苦労することも。しかし、日本での生活は発見や学びが多く日西翻訳家として、また料理人としても充実した毎日を送っています。

 

 

また、チリではフェミニズムやLGBTQに対しての社会運動が過熱しすぎて自分の意見を自由に言うことが許されない、とも教えてくれ、日本との違いを感じました。

 

Manuelさんは英語・スペイン語・日本語を用いてプレゼンテーションや質疑応答をしていましたが，KIの生徒たちの高い英語力や積極的に学ぶ姿勢を終始賞賛していました！

スペイン語話者のゲストスピーカーを招いたのは初めての試みでしたが、授業アンケートでは

・Manuel Ríosさんがすごく楽しそうに授業してくれて楽しかった。

・いろんな言語を話せる楽しさを知った(もっとしゃべれるようになりたいと思った！)

・カンペを見ながらだったけど実用的に話せて良かったし、何よりもスペイン語で新たな知識を学べたという事が大きな自信にもつながった。

・初めてスペイン語を話す外国人と話してみて緊張して上手く話すことが出来ませんでした。

・もっと、スペイン語を話す方と会って会話をしたり、文化を知ったりしたい。

など様々な意見がありました。

 

夏休み明けには自分の興味のあるスペイン語圏の国の文化についてのプレゼンテーションや、スペイン語でKI紹介プロジェクト、また会話表現の講座や新たなスペイン語圏出身のゲストスピーカーも予定しています！

多言語を学ぶことで世界は確実に広がります。

¡Vamos a aprender los idiomas juntos! (Let’s learn languages together!)

 

 

スペイン語入門担当教員　種中恵

 

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