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2023.10.18 講演
講演会をしてくれた卒業生からレポートが届きました
Hi! Hope you all are doing very well!
今年3月に卒業をした金田あおいアリシアさんが母校であるKIHSに講演に来てくれました!
<リンク参照> 2023.10.5. KIHS卒業生から在校生へのメッセージ
KI時代からドイツ留学に挑戦したり、ブラジルのNGO組織で活動をするなど精力的に挑戦を続けていました。
学ぶ語学も幅広く、英語、ドイツ語、スペイン語、中国語など精力的に学習をし、現在は、大学でポルトガル語を専攻しています。
ブラジルと日本のダブルで、海外経験も多い彼女が、現役のKI生に向け、自身の経験やKI生の特権などたっぷりと話してくれました。
(ブラジルのNGO団体で活動していたあおいアリシアさん)
金田あおいアリシアさんより、講演会レポート
KI生の多くはいつか「留学したい!」「海外で生活してみたい!」など海外を夢見て努力している生徒が多いと思います。
私もKI生の時はそうでしたし、周りの友達もそうでした。
講演会では、私がKI在学中に経験したドイツ留学やKIを卒業して感じたKIの良さやKI生の特権などを後輩達に伝えました。
まず講演会初めに後輩達に「留学するならどこの国がいい?」と尋ねました。
多くの生徒が口々に色々な国名を答えてくれました。
(やっぱKI生って元気でフレンドリーやなと改めて感じました笑)
こちらのブログでも講演会の内容を軽く、そして講演会では話せなかった事も書いていこうと思います。
留学=英語圏と主に思われがちですが、私が留学した国はソーセージやビールでよく知られる、BMWやベンツの発祥の地「ドイツ」!
「ニュルンベルク」と言うドイツの中でも都会と田舎の間くらいの、とても過ごしやすい地域に留学していました。
ドイツは多文化、多民族国家であり、ドイツに留学している時もドイツ人以外にもチュニジア人やシリア人、セルビア人、ボスニアヘルツェゴビナ人、トルコ人など色々な国の友達が出来て、英語やドイツ語でお互いの国の情報交換などしたことは人生の宝物だと思います。
どこの国の人であっても、人種や宗教が異なっても、みんな友達になれるし友情に国境はないんだと強く感じた時でもありました。
(ドイツ留学については別の記事にもっと詳しく書いていますので興味があればチェックしてみて下さい!)
↓
<リンク参照> 2022.09.20 在日米国大使館助成プログラム(GUP)とドイツ留学を経験して
(ドイツ留学で滞在したニュレンベルクで)
そして講演会当日はスペシャルゲストも!私がドイツ留学のホームステイの時に大変お世話になったホストシスターのÄya(アヤ)にも来て頂きました。
彼女はチュニジア系ドイツ人。4カ国語を自由に操れる彼女のもう1つの母国であるチュニジアの事を中心に講演をしてもらいました。
日本にいてチュニジアの事を詳しく学ぶ機会というのはそう無いのでKI生にとってあまり馴染みのない国を学べた良い機会だったのでは無いかなと思いました。
何故KI生にあまり知らない国の事も知って欲しかったかというと、上記にも書いたように私の経験した「出逢いは人生を変える」という事を、皆にもいつか味わって欲しかったからです。
私もÄyaと出逢うまで恥ずかしながらチュニジアの事なんて全く知りませんでした。
ですが彼女と出逢ってからチュニジアの事を知る機会が増え、チュニジアの民族衣装を着る機会だったり、彼女のチュニジアの友達や親戚の家に招待されたり、チュニジアの料理やお菓子を食べる機会も増え「チュニジア」という国がいつの間にか私の身近な存在になっていました。
これをきっかけにもっと彼女の国の事を知りたいと思い、チュニジアがある北アフリカ地域の事を勉強したり、イスラム圏の文化や歴史を今までよりも力を入れて学んだりと私の学習スタイルも結構変わりました。
彼女と出逢ってなかったらチュニジアや北アフリカ、イスラム圏について深く知る機会なんて一生無かったのでは?と思いました。私の人生のターニングポイントとなったÄyaとの出逢いは私の人生スタイルを大きく変えました。
「出逢いは人生を変える」という経験はまだまだあって、ブラジルにいた時、KPOP好きの友達に「一緒にKPOPフェスに行かない?いや行こう!」と言われ当時あまりKPOPを知らなかった私は「まぁ行くか」という何となくな感じで行きましたが、想像の2倍以上は楽しくて私がKPOPに興味を持つきっかけにもなり、韓国のKPOPが、遠いブラジルで現地の友達との絆を強く繋げてくれました。
10年前くらいの経験なのですが、祖父に連れて行ってもらったロシアのモスクワでロシア語が全くわからず英語も通じない状況で空港で困っている時に、ロシア人の知らない女性の方が片言の日本語で「大丈夫?」と声をかけて頂きました。そのロシア人女性は日本語を勉強していた方で、私達とコミュニケーションが取れました。彼女は「せっかくロシアに来てくれたのでお手伝いをしたかったのよ」と彼女のフライト時間ギリギリまで助けてくれました。
この出逢いは約10年後の今になって生かされたのです。
2021年2月にロシアのウクライナ軍事侵攻、とても悲しいニュースが報道されましたよね。
ロシアのウクライナ軍事侵攻の被害者はもちろんウクライナに住む一般人、ですが日本に住むロシアの方々も風評被害に遭っていました。ニュースによればロシア料理店を営業するロシア人の元に凶悪な電話が多数かかってきたとのこと。人権を侵害するかのような暴言まで言われたのは、「ロシア人だから」というそれだけの理由だそう。
そのニュースを見た時に私は約10年前のモスクワでの出来事を思い出しました。
彼女はすごく親切だった事を思い出し、ロシア人みんなが「悪」だなんてあり得ない、おかしい、間違っている!と戸惑いもせずに思えた事はモスクワでの彼女との出逢いがきっかけだったのだなと改めて思いました。
このように、出身国やいつ出逢ったかなど関係なく「出逢いは人生を変える」というのは私が証明できます。
KIでは日常生活で様々な国にルーツやバックグラウンドを持ってる生徒や先生が多く、普段から学べる事がとても多いです。
つまりKI生にはその「出逢い」のチャンスが毎日あると言う事!
ダンス、スポーツや音楽など国境関係無くみんなが楽しめて、一種のノンバーバルコミュニケーションが、国関係無く出逢いのきっかけになる事が多いと思います。
それに加えて「言語」はノンバーバルコミュニケーションでは無くバーバルコミュニケーションです。
なのでノンバーバルコミュニケーションに比べてより一層深い話が出来たり、相談事だって出来ますよね。
なので言語を学ぶ事はメジャーとされる言語はもちろんマイナーとされる言語、何語であっても学ぶ価値があります。
日本にいて使わない言語なんて学ぶ意味ある?と聞かれる事が多かったですが、日本にいてその言語が実際に役に立たなくても学んだ過程やこれから出逢う人の役に立つかもしれないし、何よりその言語が話されている国に行けばその国での言葉の壁が無くなりますよね。
KI生活ではもちろん、バイト先や旅行先などあらゆる場所での出逢いを大切に、そして世界で色んな人と「平和」を築いていく最先端の地球人になって下さい。
講演を終えて
あおいアリシアさんの講演を聞いて、言語を学ぶ意味や人とのつながり、平和について改めて考えさせられました。
バックグラウンドを持ち、海外経験が豊富なあおいさんだからこそ、人と人との出会いや言葉の重要性を強く感じ、情熱をもってKI生に伝えてくれました。
メジャーな言語だけでなく、いわゆるマイナーな言語にも目を向けて、言語に息づいている国民性や文化を感じ、自分の世界を広げてほしいものです。
(あおいアリシアさんの故郷の一つのブラジル、ビトリア)
講演後の感想では、
「素敵なお話ありがとうございました!今回お話を聞いてたくさんのことを新しく知ることが出来ました。マイナーな言語を学ぶ意味を知れてよかったです。ありがとうございました!!」
「留学をするのを全て自分からしているのが憧れるところ!」
(Äyaさんへのメッセージ)「We haven’t talked but from my perspective, you seemed like the kind of person who would try anything and I think you are somebody to look up to!」
1年生の皆さんは今回の講演を聞いて、来年の海外ホームステイをより身近に感じ、さらに楽しみなものになったのではないでしょうか?
日々学んでいる英語が、現地で自分と誰かを繋げ、一生の思い出や絆になることを願います!
1年2組担任 種中 恵
高校教育を英語で行う
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