３月７日、KIHS３３期生の卒業式が終わりました。KIHSの生徒らしい、個性に溢れた卒業式と記念会で、開始から終わりまで感動しっぱなしでした。スピーチも「さすが」としか言いようがない「伝わる」内容で、それぞれの思いをちゃんと言葉に表現してくれていました。やはり日英両言語で発信力を高めるため日々授業で取り組んできた成果なのだろうかとしみじみ感心していました。送り出す側の２年生の生徒も本当によく頑張って、素晴らしい記念会を企画・実行してくれました。

この１年間はとても短く感じられる、しかし内容の濃い時間でした。僕が３年生の担任を務めたのは４度目でした。毎年、進路指導はプレッシャーを感じながら取り組んでいますが、今年も無事にみんなとこの時期を乗り越えることができました。KIHSの生徒の素晴らしさは、ひとりひとりの個性が非常に豊かで、それを認め合うことを大切にしているところだと思います。だから入学当初は自分らしさを遠慮がちに抑えていた生徒も、時間が経つにつれどんどん個性とアイデアを発揮していきます。時には、本人でさえ気づいていなかったような自分らしさが発現することもあったのではないでしょうか。

「KIHSに入学して本当に良かった」そんな生徒の声を、この卒業の前後にたくさん聞くことができました。逆に、僕もみんなに「KIHSに来てくれて本当に良かった」と、心からの感謝を伝えたいです。教員である僕もいつも刺激をもらって、楽しい時間を過ごさせてもらいました。とても友達思いで仲が良く、笑う時も、落ち込む時も、いつもすごいエネルギーで表現をしてくれるみんなのことが大好きでした！

また、保護者の皆さまには１年間様々なかたちでご協力いただいたり、お話をしてくださったりなど、本当に感謝しても感謝しきれません。高校３年生という、生徒たちにとって大切なこの１年間を担任として応援することができたのは、保護者の皆さまの支えがあったからこそです。PTAで皆さまとお話するたびに、あるいはお電話やメールでお話をするたびに、僕は日々のモチベーションを高めることができていました。

KIHSの３年間で個性を伸ばしてきた卒業生のみんなが今後社会でどんな存在感を放ってくれるのか、とても楽しみでなりません。またいつか卒業生や、保護者の皆さまと、卒業後の変化や成長についてお話できる機会を楽しみにしています。
卒業生のみんなには、これからもいっそうのびのびと、決して型にはまらない大人になってほしいと願っています。心から卒業おめでとう！！！

３年１組担任・進路指導主事
増田理人

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