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2024.08.08 行事

弁護士の先生方に出張授業をしていただきました

期末試験が済んで夏休みが目前となった7月31日(水)、大阪弁護士会の弁護士5名の方々による出張授業を実施しました。

1年生

1年生は、1組2組合同で「性のあり方をめぐる問題」について学びました。
性のあり方、多様性について確認したうえで、性的マイノリティの人が抱えている問題と社会の動きについてケーススタディを行いました。同性の婚姻が認められている国や日本でもパートナーシップ制度が導入されている自治体があることを知り、カミングアウトを受けたらどうするか、すべての人が自分らしく生きられる社会にしていくためにはどうしたらよいだろうかを考えました。
人権研修 人権研修

生徒たちは、「区別することではなく、その人の悩みを解決することの方が大事だと教わりました」「知っていないと、自分と違う性のあり方の人に良い接し方ができないし、間違った考え方をしてしまうので、学べて良かったです」「“アウティング”(※)という行為を初めて知りました。絶対にしないよう気をつけようと思いました」など、いろいろなことに気づきました。

2年生 3年生

2年生は各クラスごとに、3年生は1組2組合同で「18歳成年」から生じる諸問題について学びました。
未成年とどこが違うのか? 契約にどんな危険があるのか? 契約はいつ成立するのか? 契約の拘束力は? 救済ルールや無効となる不公正な条項は? 事例をもとに考えました。

人権研修 人権研修 人権研修

生徒たちは、 「18歳から成人になることは知っていたけど、実際何が変わるのか、どんな責任があるのかを学べました」「日ごろから気をつけておかないといけないことが分かりました」「消費者の立場を理解し、意識を持つことが重要だと思いました」など、講義内容を吸収しました。
人権研修 人権研修 人権研修

学年のテーマに加えて、弁護士の具体的な仕事内容やトラブルの対処法を話してくださったり、弁護士バッジを回覧してくださったクラスもありました。
「民事裁判は相手の弁護士との戦いですね」という生徒の発言に対し、「相手の弁護士をやっつけるよりも、裁判官にいかに響くかが大事」という回答に、一同納得でした。

※アウティングとは、本人の同意なくして公にしていない性のあり方について秘密を暴露する行為。→本人の同意なくして絶対にしてはならない。深刻な被害が生じるおそれ。人は性のあり方について暴露されない権利を有している。[講師弁護士のレジメより]

社会科 橋本昌哉

 

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