オーストラリアの海外研修も２週目に入りました。
週末はバディーとシドニーの街へ出たり、ホストファミリーと有名な動物園など観光地をめぐったり楽しいひと時を過ごして英気を養ったようです。

メナイハイスクールでの生活にもすっかり慣れて日本語の授業で書道をしたり、カエルの解剖に参加したり、普段の学校の授業では経験できないことをたくさんすることができました。バディー以外の友達も増え充実した日々を送る中で日本に帰りたくないと話す生徒たちばかりで、お別れの日が訪れてほしくない、許されることならこのまま一緒にいさせてあげたいという気持ちでした。しかし、時は止まってくれません。

ホストファミリーへのお礼のメッセージカードの作成など別れの日に向けたイベントが始まり、９月６日いよいよ最終日を迎え、バディーとプレゼントを交換し涙の抱擁から最後の朝はスタートしました。そして全校集会で生徒代表のスピーチや歌などで全校生徒と交歓を深めました。

特にスピーチの内容がよく、感動のあまり涙するハイスクールの生徒もいました。最後の日本語の授業では全員でUNOやジェンガをして楽しみました。そして、フェアウェルセレモニーでホストファミリ―に作成したメッセージカードを渡し感謝の気持ちを伝え、メナイハイスクールでの研修のプログラムが終了しました。生徒たちが全員で記念撮影をしたり、いつまでも名残惜しそうにしている姿を見て、翌日ホストファミリーやバディーとの本当の別れが訪れることを想像しただけで胸が締め付けられる思いがしました。

９月７日午後５時多くのお土産や思い出の詰まったキャリーバッグを持った生徒たちが、ホストファミリーに連れられてメナイハイスクールに集まってきました。
予想していたこととはいえ、別れを惜しみいつまでもホストファミリーやブラザーたちと離れようとしない生徒たちをバスに乗せるのは非常につらい作業でした。
シドニー空港を20:55に出発し、翌日９月８日9:30伊丹空港に到着し２週間にわたるオーストラリア海外研修を終えました。
生徒たちが、この２週間で得た貴重な財産を今後の学校生活に還元してくれることを信じております。

最後に保護者の皆様方のご協力のおかげで充実した海外研修が実施できましたこと引率教員一同厚く御礼申し上げます。

２年２組担任
井田宏一

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