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2025.03.31 行事
卒業式&卒業記念会を終えて
卒業式
3月12日(水)、3年生の卒業をあたたかく祝っていただきました。
前日では雨予報で心配しましたが、当日は太陽までが卒業生にエールを送ってくれて、やわらかな春の陽ざしの中で卒業生を送り出すことができました。卒業生は31名ですが、阿倍野区民センター大ホールは大勢のご家族や先生方でいっぱいになりました。多くの方々にお祝いしていただき、ありがとうございました。
以下、3年学年主任として述べたメッセージです。
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My dear students, now, just picture yourself in this poem. Are you ready?
Two roads diverged in a yellow wood,
And sorry I could not travel both
And be one traveler, long I stood
And looked down one as far as I could
To where it bent in the undergrowth;
黄色い森の中で道が二つに分かれていた
残念だけれど、両方の道を進むわけにはいかない
身一つで旅をする私は、長い間そこに立ちつくし
一方の道の先を見透かそうとした
その先は折れ、草むらの中に消えている
Then took the other, as just as fair,
And having perhaps the better claim,
Because it was grassy and wanted wear
そして、当然、もう一方の道を歩み始めた
一見同じようだが、こちらの方がよさそうだ
草ぼうぼうで、誰かが通るのを待っていたから
昨年の英語Ⅱの授業で扱ったRobert Frostの詩ですが、その頃にはピンとこなかったかも知れないこの情景が、今は自分のこととしてとらえられるのではないでしょうか。
人生には、「右へ進むか、左へ進むか」大きな決断をしなければいけない時が、何度かやってきます。卒業生の皆さんはそれぞれ、この1年間にそのたいへんさを経験しました。ひとりひとりが真剣に悩んで、それぞれ異なる「他の人が歩かない」道を選んだことは天晴で、誇らしく思います。
皆さんの中には「自分で選んだ進路だけど、ほんとうにこれでよかったのかな」と不安になっている人もいるかもしれませんが、心配する必要はありません。人間には「右か左か」という大事な局面で、必ず正しい方を選ぶ才能があるそうです。
「そんなことないで! 右に行ったら石につまずいて怪我したわ!」という人もあるかもしれませんが、そういう人も、もし左へ進んでいたら、崖から転落して命が危ぶまれる事態になっていたのだそうです。
ですから、あなたたちは、安心して自分が選んだ道を、自信をもって突き進んでください。
Now, there is one more thing I want you to remember.
“Take Time by the Forelock!”
「チャンスの前髪をつかめ!」です。チャンスの神様はカイロスという若い男の神さまで、全能の神ゼウスの末子と言われています。〈一瞬の時間〉を司る神です。この神さまは肩と踵に羽が生えていて、すごいスピードで通り過ぎていくのですが、裸で、前髪が長く、後頭部は髪がありません。前方からすごいスピードでやってきたときに前髪をつかまなければ、通り過ぎしまうと、たとえゼウスでも彼の体のどこもつかむことができません。
チャンスというものは、見つけた時につかまないといけないんです。いったん逃してしまうと、つかめなくなってしまいます。「ここだ!」と思ったらTake time by the forelock、時の前髪をつかんでください。
人生100年時代、時間はたっぷりあるようにも思いますが、私たち一人ひとりの人生は一度きりです。できるだけ多くのことにチャレンジして豊かな人生を送ってほしいと願っています。
もちろん、多くのことにトライして、何もかもうまくいくはずはありません。人生、そう甘くはありませんから、手を出せば出すほど、失敗することも多いし、立ち上がれないほど打ちのめされることもあります。さて、私という人間はおっちょこちょいで、これまで「面白そう!」と思うことには必ず手を出して、無謀なこともいっぱいやって、失敗も数知れず、ずいぶん痛い目にも会いましたが、でもそのたびに違った風景に出会い、新しい人たちに出会い、そこから新しい可能性が生まれることもたくさんありました。
A life spent making mistakes is not only more honorable, but more useful than a life spent doing nothing.
「間違いを犯してばかりの人生は、何もしなかった人生よりも、あっぱれであるだけでなく、役に立つ。」とバーナード・ショーも言ってくれています。
間違いや失敗をしない人はいません。やり直しのきかないこともたくさんあります。皆さんの中には、「KIで、たくさん失敗したなぁ」、と引きずっている人たちがいるかもしれませんが、覚えておいてほしい。人として大切なことは、それをしっかり反省した後の行動です。
We are made wise not by the recollection of our past, but by the responsibility for our future.
「我々は過去を振り返ることによってではなく、未来に対する責任によって賢くなるのである」
信頼を回復できるように責任を持って行動すれば、必ずわかってもらえます。失敗を恐れず、今日から一歩踏み出してください。
To err is human, to forgive divine.
「過ちは人の常、これを許すは神の業」
若いうちは過ちを恐れず、「攻め」の姿勢で行きましょう。「守り」の姿勢で失敗したことは後々まで後悔しますが、「攻め」て失敗したことは、それほど後悔しないものです。
さて、私がこれまで、たくさんのことにチャレンジしてきて、手に入れたいちばんの宝物は、なによりも素敵な仲間たちです。築いてきたネットワークは、私の人生そのものです。面白いなと思うのは、そのネットワークの中で、また新たな様々なチャンスが生まれ続けていることです。皆さんにも多くのよい出会いをしてほしいと願っていますし、皆さんは、もう私のネットワークの一員ですから、これからは一緒に面白いこともたくさんやりましょう。
「チャンスの前髪をつかめ!」と言いましたが、いつチャンスがやってきても「つかむ」準備ができていることも大切です。広い視野、知力、体力を身につけて、やってくるチャンスを次々つかまえながら前進して、豊かな人生をエンジョイしてください。私もまだまだ前進し続けるつもりです。
卒業ほんとうにおめでとう。
卒業記念会
写真撮影、Hat Tossを終え、卒業生たちが黒いガウンを脱ぐと、色とりどりのドレスで会場がパッと華やかになりました。
まず卒業生自身が舞台に立つ時間をいただきました。KIで初公開のRianのピアノ&Salamのサックス演奏では、タイタニックの主題歌My Heart Will Go Onにうっとり聴き入りました。
続いてKIのさまざまなイベントで美しい歌声を聴かせてくれるAnnaのギター弾き語り。Annaは大学で演奏学科に進学しますが、そのきっかけとなったのがKI1年生のときの演奏だったと語ってくれました。
スピーチをしてくれたのはHanaとAyane。それぞれKIでの思い出と周囲の方々への感謝の気持ちを伝えました。
先生方からのビデオ・メッセージや3年間を振り返るムービーは、2年生の皆さんが心をこめて準備してくれました。卒業生たちがKIでの思い出に浸る豊かな時間となりました。
最後に2年生のEitoくんが卒業生へ素敵なメッセージを送ってくれました。「これから辛いことがあっても、そのときには『自分はスゴイ人間で、それをよくわかっている後輩たちがたくさんいるということを思い出して突き進んでください』という言葉には3年生への尊敬と感謝と愛がたっぷり詰まっていました。
これから
個性豊かな卒業生たちは、ひとりひとり自分らしい道をみつけて、力強く巣立ちました。
それぞれの場所で、KIでの学びを生かして、ますます大きく成長してくれることを祈っています。
3年学年主任 南 美佐江
(※ 画像は後日追加する予定です)
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