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2013.09.12

高校生が英語で議論 第3回アジア・ユースサミットに参加しました

第3回アジア・ユースサミットに参加

8月にAsia Youth Summit(JAFS主催)が開催されました。
この大会は、アジア各国の若者と日本の高校生が寝食を共にし、世界が直面している国際問題に対する理解を深め、解決策を議論するというものです。

バングラディシュ、カンボジア、モンゴルなどアジア14か国から約40名の高校生が来日

今回はバングラデッシュ、カンボジア、モンゴル、ネパール、パキスタンなどアジア14か国から約40名が来日。11校から集まった日本の高校生約50名とともに5泊6日間に及ぶ、長く濃密な時間を過ごしました。
本校からは、2年生4名と、1年生3名が参加しました。
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議論のテーマは「環境とモラル―いのちを守る食の行方、現在から未来へ―」

今年のテーマは、「環境とモラル ― いのちを守る食の行方、現在から未来へ ―」でした。
各国の高校生が事前に自国の食糧問題についてリサーチ。準備したプレゼンテーションを大阪の会場で行いました。その後、奈良市青少年野外センターに移動。残りの日程はそこで過ごしました。電波もなかなか届かない山奥で、クーラーはなく、扇風機で暑さをしのいでいたそうです。
移動してからは、英語で各国混合グループ・ディスカッションを行い、互いの知識を共有したり、農家にお邪魔してフィールドワークを行ったりしました。茶畑、ブルーベリー農家、田んぼ、JA直売所など、日ごろなかなか足を踏み入れることのない場所に連れて行ってもらえました。
プレゼンテーション、ディスカッション、フィールドワークで学んだことを基にして、世界の食にまつわる問題の改善方法を考えることが目的なので、それ以降も何度も何度もディスカッションを繰り返し、自分たちのアイディアを絞り出さなければなりません。

本校生徒が英語の通訳としても活躍

全ての話し合いが英語で行われたため、言語の壁に苦戦していた高校生が多く、本校生徒が終始グループの通訳として活躍していたようです。
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本校でも英語に触れる機会はたくさんありますが、
「自分が頑張らないとグループの意思疎通が図れないという状況は初めて経験した。」
「すごく頭を使ってしんどかったけど、充実感を感じた。」
「KIでは自分は英語ができないほうだと思っていたけど、ここではみんなに頼られて自信になった。」
と生徒たちは嬉しそうに報告してくれました。

キャンプファイヤーや歌、踊り・・・何でもありのカルチャーナイト

頭を使うディスカッションの合間にはキャンプファイヤーや、歌、踊り、劇と言った、何でもありのカルチャーナイトなど楽しいイベントも盛りだくさんでした。
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本校生徒も飛び入りで歌と踊りを披露したところ、みんなとても盛り上がってくれたと喜んでいました。また、浴衣を持って行って着付けをしてあげたところ、すごく喜んでもらえたとのことでした。
育ってきた国や環境は違っても、同じパフォーマンスを見て笑えたり、消灯時間後にひそひそと恋の話で盛り上がったり、一つのテーマについて真剣に議論しあったり、人ってみんな同じなんだということを改めて感じたそうです。
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アクション・プラン(行動計画)の発表 意義深い経験

最終プレゼンテーションでは各グループが考えたアクション・プラン(行動計画)を発表しました。
これらの行動計画は今後、可能な限り参加者の手によって実践されていくことになっています。
世界各国からの仲間とともに過ごした6日間は、高校生活の中でも特に意義深い経験として心に残るでしょう。
世界で起きる様々な出来事をより身近に感じ、自分のこととして考え行動できる人に一歩も二歩も近づいてくれたと信じています。
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社会科 小谷真貴子
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