関西外国語大学や京都外国語大学、帝塚山学院大学など６大学から職員の方をお招きして、学問分野別の進路説明会を行いました。外国語学、国際関係学、経営学、観光学、心理学、幼児教育学という６つの学問分野から、生徒たちは興味のある分野をそれぞれ2つ選び、話を聞きました。

関西外国語大学の先生は、国際関係学について説明して下さいました。その話の中で、「使える英語」の必要性を熱く語っておられました。

「英語」は、フライトアテンダントやグランドホステスなどの航空・空港関連で働く人には必須であること。ホテルなど観光業界でも重要性がますます大きくなっていること。英語の教員の需要もあること・・・・。

しかし、今やそのようなサービス業だけでなく、製造業でもますます「英語」が必要になってきているとの事です。

人口減少社会に入った日本では、企業は生き残りをかけて、ますます海外展開をしています。パナソニックやシャープなどの製造業もコストを抑えるべく、中国をはじめ東南アジア諸国での生産量を増やしています。現地でのコミュニケーション言語ははやり「英語」。ユニクロは「英語」を公用語にすると宣言しました。

製品を輸入するのは貿易業。一般に商社と呼ばれる企業のウエイトが大きい。ここでもやはり「英語」が必要。

商社等の卸売業から小売業を通して、われわれ消費者に商品が届きますが、日本国内だけで完結している製品はごく限られています。経済のグローバル化の実態を実に分かりやすく説明して下さり、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。

生徒から後で聞くと、

「大学の先生の話を聞いて自分が将来なれるかもしれない職業が見えてきた。」

視野が広がりもう一度自分の進路について考えなおそうと思った。」などの感想がありました。

午前中の卒業生による進路説明会に加えて、大学職員による進路説明会。今年受験を迎える3年生だけでなく、１・２年生にとっても将来の進路や日ごろの自分の勉学に対する姿勢について思いを巡らす素晴らしい機会になったことを教職員一同嬉しく思っています。

教育主任　滝本武

進路指導主事　小谷真貴子

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