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2013.03.01

『水問題』ジャーナリスト・橋本淳司氏による講演会を行いました。

2月22日、ジャーナリストの橋本淳司さんによる「水」についての講演が行いました。

意外と深い『水問題』―エネルギー、食糧、環境などに深く直結している―

「水」は、今年6月の関西模擬国連のテーマでもあります。
私自身も2月の初めから、全学年で「水」の授業をしていますが、水道をひねればすぐどこにでもある水、日本ではあまりにも普通にあるので、最初は何で「水」?というのが生徒たちの反応でした。しかし、いざ勉強を始めてみれば「水」は、エネルギー、食糧、環境など多くのことと深く直結していていかに重要な問題であるかを認識したようです。

講演会では、日本の地下水、水関連の援助、水保全や緊急時の水など広範囲に及ぶ

さて、橋本淳司さんは、水ジャーナリストとしての著書も多く、講演活動など水に関して多くの活動をなさっている方です。
講演は、水ジャーナリストになるまでのご自身の経験から始まり、日本の地下水、水関連の援助、水保全や緊急時の水についてと広範囲にわたりました。
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特に、東北の震災時とその後の水の話は、関西に住む私たちにとっては、自分たちの無知と無関心さを思い知らされるものでした。 日本は自然災害の多い国で、関西だってもちろん例外ではありません。緊急時のための水の保全はとても重要ですが、中でも雨水の活用はこれからの対策の大きなヒントとなるようです。

雨水、水道水、地下水の中で、どの水が一番きれいか?

橋本さんが出された質問の一つに、「雨水、水道水、地下水の3つの中でどれが一番きれいか?というものがありましたが、答えは何と雨水でした(ただし、最初の降り始めの雨は除く)。
水道局や自治体の方に任せきりで当たり前のように使っている水(電気もガスもそうですが)、住民全てがもう少し、自分たちの水を水源から守るという意識を持たなければいけないと感じた橋本先生の素晴らしいお話でした。
生徒たちも講演中真剣に聞いていて、とても刺激になったようです。

21世紀は「水問題」に直面する世紀ともなります。国際社会に生きる私たちも無関心ではおれないはずです。インターナショナルスクールに学ぶ生徒として深く考えてくれることを願っています。
貴重な講演をしてくださった橋本さんに心から感謝いたします。

社会科 木川 梢
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