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2019.08.09 行事
【総括】第5回模擬国連大阪(Model United Nations Osaka 2019)が無事終了しました。
7月16・17日(火・水)に本校主催の模擬国連大会『MUN OSAKA 2019』が無事に終わりました。
今年は西日本の9校から総勢150名の高校生が出場してくれました。
<出場校>
関西外語専門学校国際高等課程(本校)、京都 大谷高等学校、金光大阪高等学校、東大寺学園高等学校、同志社国際高等学校、広島女学院高等学校、立命館高等学校、立命館宇治高等学校、立命館守山高等学校
議題は【持続可能な開発目標を通じた貧困削減】
トピックは
①飢餓と食糧安全保障
②全ての人への教育
③人間らしい労働と責任ある消費でした。
開会式では、MUNOSAKA実行委員長、大阪北ローターリークラブの鴻池さん、そしてJICAボランティアを経験し、現在は途上国支援を理念とした会社経営をされている相川さんに講演をしていただきました。
相川さんは出場者と同じ高校生の頃、国際問題に関心を持たれ、大学で国際関係を学びJICAボランティアとしてケニアに2年間滞在されました。そこでの経験がきっかけとなり、現在はケニアのシアバターを扱う輸入会社を経営されています。
相川さんのお話しを聞いて、MUN OSAKA 2019出場者の高校生も、この大会がきっかけとなり国際支援に将来携わる人材がでるかもしれないと思うと、わくわくしました。
以下、開会式での相川さんのスピーチです。
Good morning, everyone. My name is Kana Aikawa. I was JICA volunteer from 2010 to 2012 in Ghana, West Africa. Currently, I’m in charge of CEO of N yura konko Corporation. I established my company last year November. At first, let me introduce myself.
I was born in 1985 in Osaka. Since the childhood, I was interested in foreign languages and cultures. This could be part of my mother influences. My mother, who is a teacher at the private school, was donating UNICEF Japan and other international organizations monthly to support children’s education in the developing countries.
Thanks to my mother, I was able to obtain information about the developing countries daily, cultivating more interests to other countries.
In high school, I had a chance to experience home stay program in Melbourne, Australia. It was a two weeks program and I had a good time there. At the same time, I was able to learn that the efforts I put in studying English at school and home study was meaningful to communicate well with host family members.
At that moment, I decided to do study abroad at university and after the graduation of high school, I entered Department of International Relations, Ritsumeikan University. At the university, I was able to meet many good friends who are very motivated for studying foreign languages. At the university, I also went to the university in Washington, D.C. in the Untied Sates for two years.
At the university, I was able to make many good friends who are very motivated and have a strong leadership to solve international issues all over the world.
Thanks to those good friendship, after the graduation of both universities in Japan and the United States, I made up my mind to extend my career path in the developing countries to learn more about international issues from the different contexts. Then, I applied for the JICA volunteer and received a chance to stay in Ghana, West Africa for two years.
The village I lived in, was quite far from my hometown. It was three days distance from Japan and even one day distance from the capital of Ghana. When I arrived there, everything I experienced was very new and exciting, however, at the same time, the life in the rural village was not easy for me. Without all help from the people in the community, I was not able to survive. Through those communications and interactions with people, I started to learn about how people were living and making their lives.
One day, I had an important encounter with local women who were processing shea butter. Shea butter is a moisturizing cream for all parts of the body and has a high demand in the world.
World cosmetics companies sell the products with shea butter in a very good price, however, the local price in Ghana is quite low and is not enough to support local women’s livings.
Looking at this reality, I made up my mind to start up my company to support local women and their children’s education.
Looking back at my life, my strong curiosity and interest to English and other cultures gave me a lot of opportunities to meet many people all over the world and this good meeting led me to my current career path.
Through my experience, I’d like to give to some hints and advises to be an international personnel.
First, be curious.
Second, respect others and yourself.
Third, be confident in yourself, because you are unique and special in the world.
Thank you very much for listening and I wish MUN Osaka will be very successful.
Thank you very much.
Former JICA volunteer (2010-2012) Kana Aikawa
MUN OSAKA 2019では、主催校である本校の生徒がブロックリーダー・議長・秘書といった重要な役割を務めます。
今年の3年生も4月からこの大会出場に向け準備を重ね、メキメキと力を付けていきました。
京都で開かれた関西高校生模擬国連大会に出場し自信を付けた彼らは、全体の運営や英語での議事進行をしっかりとやり遂げてくれました。
京都の大会には参加しなかった者も、スピーチや修正案の提出など大活躍でした。
見学に来た2年生も、普段とは違う先輩のピリッとした姿に驚きを隠せない様子でした。
<見学に来た2年生の声>
・今回初めてMUN OSAKAを見学して、それぞれの国についての問題や他国に対しての質問に素早く答えたり意見しているのを聞いて凄いなと思いました。とってもプロフェッショナルな雰囲気で緊張感がある中、先輩達の英語でのやり取りに圧倒されました。
・ブロックの人たちを集めリーダーシップを取っているKIの先輩達がとてもかっこよかった。これから1年かけて国際問題の知識をいっぱい身に付け、来年のMUNで今年の3年生に負けないくらい頑張れるよう今から備えたい。
・議長の話し方、会議の進め方が凄く勉強になった。英語を話す力、聞き取る力が十分にないと務まらないなと感じた。私も京都のMUNに参加し、大阪のMUNでは議長・ブロックリーダーを務めたいので国際問題に対する意識を日常生活の中でも高め、情報を常に集めていきたいと思う。
MUNを通して、確実に今年の3年生は成長したと感じます。
生徒達自身がそのように感じてくれていることがとっても嬉しいです。
<MUN OSAKA 2019出場者の声>
・1年次に参加したMUNのときと比べるととても自分の力が伸びた事を実感しました。
自分の中では0から75ぐらいまで上がったように感じます。
MUNを通して人間的に成長することができた気がします。
・MUN OSAKAでは、MUNをこれまで何度も経験している中で初めて「悔しい」という気持ちになった。それだけ真剣にこの大会に取り組んだのだと思う。準備は凄く大変だったが良い思い出になった。
・議長やブロックリーダーを経験したことにより自分のリーダーシップが伸びたと感じる。
大会では想定外のこともたくさん起き、緊張していた私は内心パニックになりそうにもなったが、しっかりと人の意見を聞き、冷静に対応することができた。この経験は大学や就職先でも役立つと思う。
・今まで知らなかった国際問題の現状や他国の政策について知ることができた。また自分がいかに恵まれているかも実感できた。担当国であったフランスの華やかなイメージに隠された、食料廃棄・移民問題・貧困問題・デモなど数多くの問題を抱える実態も知ることができた。MUNに参加して日本だけでなく世界に目を向けることの大切さと新たな発見をする楽しさを知ることができた。
MUNがもたらす影響というのは絶大で、KIでの学びやMUN出場の経験がきっかけとなり社会起業家を目指す生徒や国際機関の職員を目指す生徒も多くいます。
大学生になってからもJUEMUNなど、大学生対象のMUNに出場する卒業生もいます。
KI卒業生で関心のある方、ぜひ応募してみて下さい。JUEMUN2019
KI生のみんなにはこの経験をただ高校時代の思い出で終わらせるのではなく、しっかりと心に刻み、世界の問題を自分の問題として考えられるグローバルな感性を持つ『真の国際人』として社会に出て行ってほしいと思います。
社会科主任 小谷真貴子
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