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2018.04.10 行事

始業式を皮切りに、2018年度の授業がスタートしました!

4月9日(月)、KIHSの授業が始まった。

1時間目にまず始業式を実施。

本館2階の大教室に全校生徒140余名が一堂に会した。今年度は生徒数が20名近く増えた。生徒たちと向き合うと、なかなかの迫力を感じる。楽しい迫力だ。

学年別に着席している。

新入生の新鮮な姿が眩しい。4月5日には入学式があった。新入生歓迎会もあった。緊張しているようだが、少しずつ馴染んできている様子もうかがえる。

(↑4月5日の新入生歓迎会の1コマ)

昨年4月に初々しい姿で入学した生徒たちはすでに2年生になっている。”Time flies.” まさに、「光陰矢のごとし」の感がある。

3年生はいよいよ最終学年。ずいぶん頼もしくなった。

いずれにせよ、長い春休みのあとの生徒たちとの再会が嬉しい。

教員を代表してネイティブ教員が英語でメッセージ

校長の式辞のあと、教員を代表してカナダ人教員のJeff Willard先生からメッセージがあった。

”3rd years, look at your left!” 3年生の左に2年生が座っている。 “There are more students.” 3年生より2年生が多く、2年生より1年生が多い。そこで、KIHSでの学びを有意義なものにするには、生徒間の“Cooperation(協力)”が大切だ、というメッセージ。

次にイギリス人教員Gareth Warham先生からのメッセージ。

We are not teachers. We are guides. When you climb a mountain, you need a guide. The guide will point out where to go, which way to choose. 3rd years, you show the way to 2nd years. 2nd years, you to the 1st years. As English classes are mixed, I want seniors to guide juniors.”

医療系大学に進学した卒業生の言葉を引用

私のメッセージでは、昨年3月に卒業した女子生徒の言葉を引用した。

医療系大学に進学した彼女は3月下旬に久しぶりにKIに顔を出してくれた。すっかり御嬢さんに成長した姿を見て、私自身とても嬉しかった。その彼女がぜひKIの生徒達に伝えてほしいことがある、と言う。何かと言うと、彼女がKIにいたとき、自分の英語力に自信がなかった。KIでは自分よりできる生徒がたくさんいたからだ。しかし、いざ大学に進学して外国人教員の授業を受けてみると、一般の高校出身の生徒は英語が聞けないし、話せない。一方、英語ができないと思っていた自分はネイティブ教員の言っていることが分かるし、英語が話せる。KIの外に出て、自分が英語ができるのに驚いた、と言うのだ。彼女の体験談を引用しながら、KIでは他の生徒と比べるのではなく、半年前・1年前の自分の英語力と比べることを勧めた。そうすることで、自身を失うことなく、自分の成長を確かめることができるからだ。

メッセージを「英語はCIAだ」と締めくくった。

1)C → Communicate

English is the key to communicate with people in the world.(英語は世界の人々とコミュニケーションをとる鍵だ)

2)I → Information

English is the key to acquire information, knowledge and wisdom.(英語は情報、知識、知恵を獲得する鍵だ。最新の情報は英語ができて初めて獲得することでできるからだ)

3)A → Act

English is the key to act in the global world.(英語はグローバルな世界で活動するための鍵だ)

English will open your future.(英語ができると未来が拓ける)。この1年頑張ってほしい、と生徒に伝えた。

ニューヨークに住んでいたスクールカウンセラーのメッセージ

スクールカウンセラーの島田先生(臨床心理士)は、次の発問からメッセージを始めた。

I have lived in New York before. Have you ever heard New York is a melting pot?

(ニューヨークは人種のるつぼだと聞いたことがありますか)

KIはある意味、ニューヨークに似ている、と言う。様々な個性が共存するという意味において。それぞれに個性があり、違いがある。まず自分の個性を受入れることから始める。そして他の人の個性も受け入れる。両方とも努力が必要である。

先ほど、Jeff Willard先生が”Cooperation(協力)”の大切さについて触れていたが、“協力”は自分の個性を押し殺すことではなく、それぞれが個性を発揮する(※)とき成立する。自分の個性を受入れ、他の人の個性を受入れて、違いを認め合って初めて協力ができる、と言う大切な視点に立ったメッセージだった。

 

※「個性を発揮する」ことと「わがままを通す」ことは異なります。KIHSでは個性と自由を尊重していますが、新入生オリエンテーションで伝えているように「自由には責任が伴う」「自由とわがままは異なる」ことを銘記することが大切です。

 

そのあと、昨年度の英検準1級・合格2級合格生徒への奨学金授与、生徒指導部からの話があり、40分ほどで始業式は終わった。

生徒たちの生き生きした眼差しに接して、「今年も1年頑張ろう」という精気を生徒たちからもらったように思う。

教育主任 滝本武

 

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