新型コロナウィルスの感染が拡大され、人々の生活は大きく変わりました。

KIHSでも3月から学校活動が止まり、新年度が始まるはずだった4月以降も対面授業ができない状況が続きました。対面以外の方法で教育を受ける機会を作ることができないだろうか。学校内で何度も話し合いをし、そして2つの方法を使って授業を行うことにしました。
1つは授業を録画し、それをYouTubeに投稿するという方法、もう1つはZoomを使ってリアルタイムでオンライン授業を行う方法です。

もちろんどちらの方法も経験したことがない教員がほとんどですので、最初は本当に苦労しました。私は日本史と文法を担当しているのですが、納得できるまで何度も撮り直しました。生徒たちもこのようなイレギュラーな方法で授業を受けることに大きな戸惑いがあったかと思います。ですが、彼らはその動画を見てしっかりと課題に取り組んでくれ、またZoomによるオンライン授業でも慣れない中で接続環境を整えてしっかりと授業を受けてくれました。

学校再開後の課題

6月15日より対面授業が再開されましたが、コロナウィルスがいつ再び感染拡大されるか想像できません。緊急事態宣言が発令される前は「コロナが終わったあとの世界」を目指してきましたが、最近では「コロナとどう付き合っていくか」と表現をすることが多くなってきました。生徒たちも学校が再開されることに嬉しさを覚え、しかし同時に不安も抱えていると思います。Withコロナの世界で我々教員がどのようにして生徒を育て、そしてその生徒たちがどのようにして将来社会で活躍できるか。困難な状況であることに変わりはありませんが、そのような状況下にあるからこそ皆で乗り越えなければならないのだと思います。

１年生担任　英語科・社会科教員　谷本浩瑛

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