K.I.H.S.WEBコラム

2022.03.01

コロナ禍で増えてきたオンライン留学(バーチャル留学)とは?
メリットデメリットをご紹介します!

コロナ禍によって留学が難しくなった昨今、インターネット環境を活用したオンライン留学(バーチャル留学)をはじめる人たちが増えています。
オンライン留学(バーチャル留学)は、手軽かつリーズナブルに海外の人たちと交流しながら共に学ぶ手法として今後も広まって行くでしょう。
こちらではオンライン留学(バーチャル留学)の特徴と、メリット・デメリットを解説します。

オンライン留学(バーチャル留学)とは?

オンライン留学(バーチャル留学)とは、インターネットを活用する留学方法です。
日本国内にいながら海外の人たちと交流したり、外国の学校の授業を受けたりできます。
学校生活が忙しい高校生や大学生、仕事をしている社会人など幅広い層に需要があり、今多くの利用者を獲得しています。

近年のコロナ禍の影響で実際に海外に渡航することが難しくなったため、オンライン留学(バーチャル留学)の注目度は高まっているのです。
今後も実際に海外に行くだけでなく、インターネットのオンライン空間を活用した留学経験をする人は増えるでしょう。

オンライン英会話との違い

オンライン英会話もインターネット環境を使って交流・勉強を行う手法ですが、オンライン留学(バーチャル留学)と違って、一般的にはマンツーマンでコミュニケーションを取ります。
そのため、オンライン英会話は「留学」という視点から見ると、会話の広がりに限界があったり、1人としか交流体験ができなかったりといったデメリットがあるのです。
その点、オンライン留学(バーチャル留学)は、海外の高校や大学、語学学校の授業や講義を受講することができ、多数のユーザーと同じネット空間で交流ができるので、オンライン英会話に比べると実際の留学により近い異文化交流を味わえます。
留学の空気感を体験するのなら、オンライン留学(バーチャル留学)がおすすめされるでしょう。

オンライン留学(バーチャル留学)のメリットについて

オンライン留学(バーチャル留学)には、ネットを活用した環境ならではのメリットがあります。
本来の留学にはないメリットがあるので、何らかの理由によって海外に渡航するのが難しい人にとってはオンライン留学(バーチャル留学)がおすすめとなるでしょう。
以下からは、オンライン留学(バーチャル留学)のメリットについて解説します。

事前の準備がほとんどいらない

オンライン留学(バーチャル留学)には、事前準備がほとんど必要ないというメリットがあります。
本来の留学では、現地の調査や海外での生活に必要な予算や携行品の用意など、さまざまな事前準備が必要です。
高校生が留学をする場合には、学校生活を送りつつ家族と話し合って海外での生活や学びの準備をしなければならないため、時間と手間がかかるでしょう。
一方でオンライン留学(バーチャル留学)であれば、インターネット環境とビデオ通話ができるパソコンなどの設備があれば、それだけで準備は完了です。
大掛かりな準備は必要ないので、スムーズにオンライン留学(バーチャル留学)をはじめられるでしょう。

費用や時間などのコストがかからない

オンライン留学(バーチャル留学)は、日本国内および自宅にいながら留学体験ができるため、留学費用や移動時間などのコストが最小限で抑えられます。
実際に留学する場合、期間や行き先によっては数百万円もの費用がかかりますが、オンライン留学(バーチャル留学)であれば授業時間や受講期間の少ないコースを選ぶことで数万〜十万円程度で済ませることも可能です。
留学費用に困っている場合には、オンライン留学(バーチャル留学)という選択肢も考えられるでしょう。

治安の問題など生活における不安がない

オンライン留学(バーチャル留学)では実際に海外に行くことがないため、治安の問題など生活に関係する不安がありません。
海外での生活に馴染めず、ホームシックになってしまう高校生も珍しくはないので、そういった心配がいらない点もメリットになるでしょう。
日本にいながら文化交流ができるオンライン留学(バーチャル留学)は、海外に行くことに不安を感じる高校生にもおすすめできます。

オンライン留学(バーチャル留学)のデメリットについて

オンライン留学(バーチャル留学)には、本来の留学とは根本的に違う特徴を持つため、デメリットも多いのが実情です。
以下からは、実際の留学と比較したときにみられるオンライン留学(バーチャル留学)のデメリットを解説します。

現地の街並みや独自の文化は体験できない

オンライン留学(バーチャル留学)では、現地の街並みやそこで暮らす人たちの文化を直接体験することはできません。
バーチャル空間での学びと交流のみとなるので、高校生のうちに海外の実際の空気を味わいたい場合には不向きのシステムと言えるでしょう。

留学をきっかけに友人を作るのが難しい

オンライン留学(バーチャル留学)は、交流相手と一期一会の関係になりやすいです。
基本的に大勢で授業を受講したりディスカッションを行うことが多く、交友関係を築くには不向きな面があることは否めません。
その後に特定の誰かと友人として付き合うことが難しいため、海外の高校生と親睦を深める目的で留学を行いたいときには注意が必要です。

また、オンライン留学(バーチャル留学)では、現地の生活体験ができません。「百聞は一見に如かず」ということわざにあるように、実際に「行ってみる」ことで体験できることが数多くあります。例えば、喫茶店で現地の香りと雰囲気に浸りながら、海外で知り合った友達と一緒にコーヒーやスィーツを味わって楽しい時を過ごす、などの経験はできません。異なる環境にひとり放り出されて生活様式や価値観の違いに思い悩み、ホームシックなると言う体験もできないので、海外ならではの困難を乗り越えるという貴重な経験を積むこともできません。

留学の実績を活かしにくい

今記してきたことにも関連しますが、オンライン留学(バーチャル留学)は、留学の実績として評価されにくいというデメリットもあります。
オンライン留学(バーチャル留学)は簡単に行える点や、実際に海外に行ったことにはならない点などが、結果的に評価されづらい理由になっているのです。
将来的に留学経験を活かして進学や海外就職を目指すのなら、オンライン留学(バーチャル留学)だけでは不十分となるかもしれません。

まとめ

しかしながら、オンライン留学(バーチャル留学)には特有のメリットがあり、コロナ禍の中でオンライン留学(バーチャル留学)は新しい留学方法として注目を集めています。
コロナウィルスの影響がしばらく続くことを考えると、今後もオンライン留学(バーチャル留学)を主軸とした留学は増えていくと思われます。
インターネット環境さえあれば高校生でも気軽に海外での学びと異文化交流が体験できるので、この機会にオンライン留学(バーチャル留学)を試してみる価値はあると言えるでしょう。

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