よくあるご質問
大阪のインターナショナルハイスクール K.I.H.S.に寄せられる様々な質問と、それに対する回答をご紹介します。
授業に関するご質問
Q1. KIHSは一般の高校と異なり、外国人教員の授業が多いと聞いています。授業内容は、日本の国際科・英語科の高校と異なりますか。
Q2. 公立中学校に通っていますが、一般の中学校を卒業した生徒でも授業についていけますか。
Q3. KIHSは、一般のインターナショナルスクールと違う点がありますか。
Q5. 集中授業科目(選択制)は、どんな科目を開講していますか。
Q6. 海外のインターナショナルスクールで学んでいて、英語に興味があり、引き続き高校は日本のインターナショナルスクールに通いたいと思います。入学は可能ですか。
回答
KIHSは一般の高校と異なり、外国人教員の授業が多いと聞いています。授業内容は、日本の国際科・英語科の高校と異なりますか。
学校によりまちまちですので一概には言えませんが、一般的な国際科・英語科とは大きく異なります。本校では、外国人教員による授業は、平均的な生徒で週12時間です。英語の授業(Speaking / ListeningやReading, Academic Writingなど)だけでなく、社会科・理科もアメリカやイギリスの教科書を使って英語で授業がなされます※。
一方、高校の国際科・英語科は外国人教員が週2~3時間程度「英語」の授業を行うのみなのが一般的です。本校では「英語を学ぶ」ことだけが目的なのでなく、英語に浸ってものごとを捉える習慣を身につけ、国際問題などを英語でディスカッションできる程度までになる「生きた英語力」の習得を目指しているため、「英語以外」の授業を英語で行うようにしています。当然、TOEICやTOEFLなどの成績にも直結します。
※「Geography(地理)」「Global Studies(国際理解)」「Civics(公民)」「World History」などの科目はイギリス、アメリカの教科書を使用します。「国語」「世界史」「政治経済」などの科目は、日本の高校教科書【文部科学省の検定教科書】を使用します。このため、インターナショナルスクールと日本の高校の長所を融合したカリキュラムとなっています。
公立中学校に通っていますが、一般の中学校を卒業した生徒でも授業についていけますか。
本校の生徒の大半は、一般の中学校卒業生で、特に海外での留学経験もない生徒です。
確かに、外国人教員の授業は多いのですが、60%程度の授業は日本人教員が担当しています。外国人教員と日本人教員による本校独自のカリキュラムにより、一般の中学校卒業生も本校で十分学ぶことができます。
例えば、1年生では「Geography(地理)」(週6時間)のうち3時間を外国人教員が英語で行い、3時間を日本人教員が日本語で行います。
日本人教員が、英文教科書や地理用語を日本語で説明したり、授業内容を深めたりすることで外国人教員の授業理解の助けとなり、英語授業に慣れていけるようにしています。
KIHSは、一般のインターナショナルスクールと違う点がありますか。
一般のインターナショナルスクールは、例えばアメリカ系の学校の場合、原則としてすべての授業が英語で行われます※1。「社会科」、「理科」、「数学」は言うまでもなく、「英語」は日本の学校の「国語」に当たりますので、高度なレベルの授業となります。端的に言えば、英語を第一言語(あるいは母国語)とする生徒を主な対象として教育が実施されます。
一方、KIHSは日本語と英語の両言語で授業を実施します。原則として、英語を母国語としない生徒を主な対象として、英語にどっぷり浸る環境の中で、英語力・国際力を研き、高校生として学ぶべき教科を両言語で学んでいきます。このため、帰国生や外国人生徒に加え、日本の一般中学校を卒業した生徒も一緒に学ぶことができます。大阪で「生きた英語」を本格的に学びたい方に最適の環境を提供しています。
※1「フランス語」、「中国語」、「日本語」などの外国語系集中授業科目を除く
※2「Geography(地理)」「Global Studies(国際理解)」「Civics(公民)」「World History」などの科目はイギリス、アメリカの教科書を使用します。「国語」「世界史」「政治経済」などの科目は、日本の高校教科書【文部科学省の検定教科書】を使用します。このため、インターナショナルスクールと日本の高校の長所を融合したカリキュラムとなっています。
※3 KIHSでは、現在、外国語系集中授業科目としては「中国語Ⅰ」「韓国語Ⅰ」「SpeakingⅠ」「SpeakingⅡ」を開講しています。
本校入学時点で、英語が話せなくても大丈夫です。ネイティブによる「英語」のクラスは週7時間※あり、授業で「英語を話す力」を鍛えていきます。
ただし、中学英語は、英語の基礎です。今、話せなくても大丈夫ですが、中学英語はしっかり学んでおいて下さい。
※「Speaking / Listening」「Reading / Writing」「General English(総合英語)」などの授業。原則15名程度の少人数クラス・習熟度別クラス編成で実施します。なお、英語力向上のため、英語の授業は合計で週11時間実施します。英語力が低いクラスは日本人教員の授業(「文法」「読解」)が多く、英語力が高いクラスは外国人教員の授業が多い傾向になっています。
集中授業科目の授業時間帯は、火・水・木曜日の午後(6・7限)で、2~3科目受講します。開講科目※は次の通りです。
「体育」、「美術」、「心理学入門」、「SpeakingⅠ」「SpeakingⅡ」、「韓国語Ⅰ」、「中国語Ⅰ」、「倫理」、「古典Ⅰ」、「初級英語」、「TOEIC基礎」、「関西外大の英語」、「関関同立の英語」「数学ⅠA」、「時事問題」、「受験世界史演習」、「受験政治経済」、「受験現代文」
※なお1科目につき週2時間の授業となります
海外のインターナショナルスクールで学んでいて、英語に興味があり、引き続き高校は日本のインターナショナルスクールに通いたいと思います。入学は可能ですか。
もちろん、入学可能です。マレーシア、ベトナム、インド、中国、スイス、フランス、日本などのインターナショナルスクールで学んでいた生徒が本校で学んでいます※。英語力が相当高い生徒もいますし、入学当初は英語力がそれほど高くない生徒もいます。いずれにせよ、英語は習熟度別クラス編成で授業を実施しているため、自分の英語力に合ったクラスで学ぶことができます。また、社会科・理科はネイティブ教員が英語で実施。知的刺激に満ちた授業で、英語で専門知識を学び、プレゼンやディスカッション、ディベートなど知識活用能力を身に付けることができます。日本人教員による「国語」「政治経済」「現代社会」「国際理解」「世界史」などの科目も、国際社会に生きるためには必ず役立つ科目です。いずれにせよ、大阪のインターナショナルハイスクール K.I.H.Sのカリキュラムは、インターナショナルスクールで学んできた生徒や帰国生・帰国子女のニーズに適合するものです。
海外生活が長く、英語はできますが、日本語に不安があります。受け入れは可能でしょうか。
今までも、日本語力に自信のない帰国子女も本校で学んできました。全授業の40%程度はネイティブが英語で実施します。日本人教員による授業も、社会科系科目の多くは英文教科書や英文資料を使用します。ただし、「国語」「政治経済」「現代社会」などの授業は、日本の高校教科書を使用しますので、ある程度の日本語力は必要です。日本語力の目安として、小学校で習う漢字は読める程度の日本語力が必要です。
本校は「生きた英語」習得を重要な教育目標のひとつにしている学校です。しかし、英語教育だけを行っている学校ではありません。英語は、国際コミュニケーションのツール(道具)です。ツールを研くことは大切ですが、もっと大切なことは、このツールを使って何を伝えるかです。
本校では、高校教科の中で特に国際理解教育、社会科教育に力を入れており、授業にはディスカッションやディベート、プレゼンテーションなどを取り入れ、生徒の自主的な発言、参加を促すよう指導しています。これは英語力だけでなく、国際感覚を研き、豊かな教養を涵養し、外国人と対等に渡り合う力を身に付けるためです。
英語力に加え、国際性、積極性や主体性、知性・教養、コミュニケーション能力を育むことが本校の目指す「真の国際人の育成」です。